静悟の文学的空間

小説、読書感想、宮座賢治などについてのブログ

散歩道 イチョウと水面の光と紅葉

バス停がイチョウ並木になっていた

目が覚める思いがする その鮮やかな黄色に

キラキラと陽を浴びて光るものに

どうしてこんなに惹かれるのだろうか

光とは不思議だ

橋の上から水面を眺めると

滝の辺りがキラキラと眩しい程光っている

思わず目を細め目を伸びる光を楽しんだ

水音が心地いい

心の波長をゆっくりと静かにしてくれる音だ

丸くて黄色い光る陽の形は

何だか温かい食べ物みたいに見えた

モミジの紅い色は温かくて風情がある

中世の短歌を思い出して詩を詠みたくなる色だ

少し足を伸ばしただけで新しい発見に次々出会う

自然が演出する四季の景色

こんな風景の中に僕は住みたい