静悟の文学的空間

小説、読書感想、宮座賢治などについてのブログ

2021-06-28から1日間の記事一覧

インディゴチャイルド5 霊視鑑定を受けることについて

そして、僕は図書館に来ていた。何となく、四国とかいいかもしれないなと思う。暖かそうだし、自然も豊かだ。 図書館の旅行系のコーナーで立ち読みしながら四国の美味しそうなうどんの写真を見て、今日は暖かい物を食べたいなと夕飯のメニューを考えていた。…

インディゴチャイルド4 不思議な夢と旅の再開

家に帰って考える 結局あの後お腹いっぱいまで会場の料理を楽しんで、ちょっとしたピアノ演奏や、講演なども開催されていたらしいのだが、僕としては予想外の女性達との出会いで満足してしまったので、9時になる前にタクシーに乗って早々に帰ってきた。お風…

インディゴチャイルド4 不思議な夢と旅の再開

家に帰って考える 結局あの後お腹いっぱいまで会場の料理を楽しんで、ちょっとしたピアノ演奏や、講演なども開催されていたらしいのだが、僕としては予想外の女性達との出会いで満足してしまったので、9時になる前にタクシーに乗って早々に帰ってきた。お風…

植物園に行って思ったこと

植物園に行くととても落ち着く まるで第二の家のようだ そこで僕は必ずと行っていいほど賢治の詩を思い出します 生徒諸君に寄せるの詩人へのエールのような言葉の羅列を思い出す 光から雲から受け取る透明なエネルギーとはどんなものか 是非僕も味わってみた…

透子物語

神の視点 雲がどこまでも一面に広がっている。ここは霊界。とある神の住まう場所であった。まだ新米の神である霊人はその一面に広がる雲に寝転がっていた。そんな時、何故かふと下界の様子が気になったので、遥か下の方に広がる世界を手元の水晶で覗いてみた…

インディゴチャイルド3 不思議な夜

魚を捌く、そしてこれからのこと 小さな魚だったので簡単なさばき方、内臓を取り出してフライパンで両面を焼くだけの本当にごく簡単な調理だったけど、ただ塩で味付けするだけでも不思議なほど満足感を得れたのだった。やはり自給自足という生き方が僕には合…

僕らの旅路13 僕らの関係

初授業 「じゃ、ここ訳してみて?」 「知識があった方がありとあらゆる場面で役に立つ。だから学生は寸暇を惜しんで勉強すべきなのだ」 「うん。正解」 今日も愛衣先生に英語を教えてもらっていた。 「ちょっと休憩しようか」 「うん」 私はリビングへ行って…

僕らの旅路12 如月愛衣の辿った道

図書館での日々 学校に行かなくなり、図書館で過ごすようになってから大体3年程が過ぎた。気がつくと私も中学生に上がるくらいの年になっていた。年齢で言うと14歳くらい。 その頃に一人の先生と出会った。今の私があるのは間違いなく先生のおかげで、人…

僕らの旅路11 如月愛衣という女性

如月先生の初授業 窓から差し込んでくる日光と共に目が覚めた。リビングへ行くとまだ綾は起きてなかった。歯を磨き、顔を洗って、リビングのカーテンを開けると暖かい陽の光が入ってきた。今日はいい天気だから公園に行きたいな。 綾が目覚めるまでソファに…

僕らの旅路10 家庭教師との出会い

詩を書くようになって一週間が過ぎた。この間、僕は綾に褒められてその気になり、時々ブログに詩を上げ続けていた。綾が遊んでいる様子をUPした記事なんかに比べたら全然大した反響はなかったけど、それでも少ないながら見てくれる人はいた。僕はそれで満足…

僕らの旅路9 落ち着いた日々

この地に腰を落ち着けてはや一ヶ月。この間僕らは平日の昼間を狙って水族館や植物園で過ごしたり、図書館で本を読んだりしていた。僕らは二人ともこの生活スタイルが気に入って、しばらくそんな風に日々を過ごしていた。 (いっその事しばらくこのままでもい…